高配当株投資で不労所得を得よう!パート2!
みなさんこんにちは。
不労所得を得るためにコツコツ高配当株投資を続けているkyonです。
2020年のコロナショック後日経平均株価はどんどん高まってきていますよね。
株価が上がるにつれて、今までの米国株と同様日本株の注目も集まってきています。
そんな日本株の中でも高配当株はとても人気があります。
前回は「オートモードで月に18.5万円が入ってくるど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!「高配当」株投資」を紹介しました。
今回は同じ著者(長期株式投資)の続編となる、「半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資」(以下超配当株投資)を読んだのでご紹介します。
日本高配当株投資に興味がある方はぜひ最後までご覧ください。
「超配当株投資」の概要
【基本情報】
- 著者:長期株式投資
- 定価:1,600円+税
- 発行年月:2023年5月
- 頁数:280
- 出版:KADOKAWA
【目次】
- 第1章 セクター代表企業の「暴落買い」指標を◎〇△-で4段階評価してみた
- 第2章 企業と市場に対する「俯瞰力」がアップする10の指標
- 第3章 「決算短信1分間チェック法」からの「財務諸表ココだけ分析」はなぜ最強なのか?
- 第4章 「死ぬまで持ちたい銘柄17」をベースに読み解く有価証券報告書の超速チェック法
- 第5章 死ぬまで持ちたい「かも」銘柄29選とその買い方
- 第6章 当然儲かったうえで「幸せ」も最大化するポートフォリオの作り方
- 第7章 配当投資に最適化した「新NISA」の使い倒し方
- おわりに
この本は前作に続く内容で、日本高配当株投資のより詳しい手法と銘柄の深掘りがメインの書籍です。
本書の冒頭でも書かれていますが、前作の内容も凝縮して書かれているためこの本から読んでも理解することができます。
(ただし個人的には前作から入った方が理解しやすいと思います。)
第1章と第4章で出てくる、前作でも紹介されていた筆者が「死ぬまで持ちたい銘柄17」は以下の通り。
前作では最低限見る指標として、1.配当利回り、2.1株利益(EPS)、3.株価収益率(PER)の3つが紹介されていました。
本作では第2章で、投資判断する際の更なる10(11?)の指標が示されていました。
投資手法や銘柄以外にも、2024年からの新NISAについてや、巻末には筆者の全保有銘柄103と連続増配ランキングも記載されています。
著者の紹介(長期株式投資)
「日本の配当株」メインの個人投資家。
1977年、熊本県生まれ。2004年から株式投資を始める。「ハイリターン」「一攫千金」を求めて、新興市場にて個別銘柄の投資をするも、2006年、ライブドアショックで痛すぎる損失を経験。
以降、大型株へ投資対象をシフトするが、2008年、リーマンショックで含み損が600万円まで膨らみ「退場寸前」、殴られ放題の”サンドバック状態”となる。
しかし2009年、ポートフォリオを大型配当株メインにスイッチ。以降は、安定的に資産を増やし、2021年の税引き後の手取り配当額は、223万3199円と過去最高を更新。「どのような相場でも安定的に配当を受け取るには?」を日々模索し、安定的に資産を増やす。2022年の税引き後の手取り配当額は、282万5128円と過去最高を更新し、運用資産1億円を突破。
近年は、19年間の投資生活で磨いた技術やノウハウをTwitterやブログにて発信。2023年3月、長年勤めた会社を早期退職し、オンラインサロンを開設。「途中で挫折することがないよう、焦らずゆっくりと」をモットーに投資教育をライフワークとする。著書に『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資』(小社刊)
趣味は空手。好きな食べものは、妻の作ったオムライス。
半オートモードで月に23.5万円が入ってくる「超配当」株投資
2022年で税引き後280万以上の配当金を得ており、運用額が1億円を超えているベテラン投資家です。
前作時点と異なり2023年にサラリーマンを早期退職し、サラリーマン投資家から個人投資家になっていました。
ブログやTwitterで購入した銘柄の報告や分析も定期的に発信しています。
感想
圧巻の銘柄紹介
前作の死ぬまで持ちたい銘柄17に加えて、死ぬまで持ちたい「かも」銘柄29が追加されています。
第5章で出てくる死ぬまで持ちたい「かも」銘柄29選は少し長いですが以下の通り。
さらに第1章のセクター代表企業、巻末の著者ポートフォリオ103銘柄と膨大な銘柄が出てきました。
(全部が詳しい解説ではなく簡単な説明のものもありますが。)
たくさん比較できて参考になる一方、知らない企業も多くよくわからないというのも正直思いました。
ただ新たな投資先をこれら銘柄を参考に探すことはかなり効率がいいんじゃないかなと思います。
既に高配当株投資をしている方は、分散のために紹介されている銘柄もチェックしてみてはいかがでしょうか?
私もセクターで分散が足りていないものを調べていきたいと思います。
指標が多くて難しい
本書では投資判断の指標として、前作の配当利回り、1株利益、株価収益率に加えてもう10個の指標が示されてました。
どれも調べれば出てくる指標なのですぐに確認はできます。
ただし難しいのが明確な基準がないことです。(セクターによって異なる)
例えば自己資本比率。
総合商社業界は30%代が平均ですが、リース業界は10%代が平均です。
銘柄を個別に判断ではなく、業界も調べる必要があるのが面倒なところです。
これが高配当株投資を難しくしている要因だよなあ、、、
投資できる判断をするには、これらの基準を自分で研究して見つけるしかありません。
ただ大失敗をしないためにはこの本に書かれている銘柄を、書かれている基準になったタイミングで投資すれば大丈夫だと思います。
頭で考えるより慣れたほうが早いので、実際に少額から投資をして指標と成り行きを見るのがいいと思いました。
私は高配当株投資を始めて約1年が経ちますが、参考までに私の投資手順としては以下の通り。
①最初に決算資料の項目を確認して投資できる銘柄かを判断
②配当利回りを見て購入
項目の判断は最初だけなので、四半期決算ごとに①の投資可能性の精度を高めていきたいと思います。
新NISAについて書かれている
2024年から新NISAが始まり、非課税で投資できる枠がなんと1800万円まで増えることが決まっています。
枠にはつみたて投資枠と成長投資枠の2種類があり、個別の日本高配当株は成長投資枠でのみ購入が可能です。
本書では新NISAの活用方法にも言及していました。
最新の情報も載っていてありがたい!
そしてもちろん筆者は成長投資枠では日本の高配当株の購入をお勧めしていました。
購入の例としては、死ぬまで持ちたい銘柄17+数銘柄を毎月固定額分購入し続けるというものでした。
なぜインデックスファンドや米国株などではないのか?
なぜグロース株(大きく新調しそうな銘柄への投資)じゃないのか?
それらの理由についても筆者の考えが書かれていました。
ここで注意するべきなのは、投資に正解はないということです。(本書でも書かれていました)
自分のスタイルに合わせて、国の制度をうまく活用していきましょう。
ちなみに私は積立投資枠で全世界インデックスファンド、成長投資枠で高配当株(日本株と米国株にしようかなと考えています。
まとめ
いかがだったでしょうか。
前作に引き続き著者の資産推移が二次関数的に増えていて、複利のすごさを感じますね。
そして意外と著者の保有銘柄は全部が全部高配当株ではなく、株主優待を目的とした銘柄も多数あるのも意外でした。
投資手法については考えれば考えるほど判断材料が出てきます。
個人的にはまずは前作の通り配当利回り、1株利益、株価収益率の3つを見るだけでいいと思います。
ぜひ本書や前作を読んで、資産形成のヒントを得てくださいね。
私も何度も読みこんで投資技術を段々と高めていこうと思います!
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