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【書評】29歳の教科書(越川慎司)

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これからの社会人生活はオープンワールドのRPGです。

辛い仕事がゲームだったら、どれほどよかったことでしょう。

ニュアンスは少し違うかもしれませんが、近い未来に本当にそんな時代が来つつあります。

そんな新しい働き方を見据えて動かなければいけないのが、29歳…

今回は「29歳の教科書」をご紹介します。

kyon
kyon

年齢が28なので本書に惹かれて読みましたが、期待も緊張感も増えました…!
取り残されないよう頑張らなければ!

この記事はこんな人にオススメです。

  • 29歳前後の方
  • 何となく不安がありこれからの時代の働き方を知りたい方
  • 効率的な仕事のコツが知りたい方
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「29歳の教科書」の要約

【基本情報】

  • 著者:越川 慎司
  • 定価:1,200円+税
  • 発行年月:2022年10月
  • 頁数:221
  • 出版:プレジデント社

【目次】

  • プロローグ 新時代のオープンワールドを生き抜け!
  • 第1章 これからのキャリアはRPG化する
  • 第2章 テクノロジーが働き方を変える
  • 第3章 「29歳」というターニングポイント
  • 第4章 大変化を生き抜く「ずるい」仕事術
  • 第5章 オープンワールドで必要な「7つの力」
  • 第6章 Web3時代の「経験値」の積み上げ方
  • エピローグ すべてが「フリー」になる

いまを生きる20代、30代は違います。
会社や業界、国境の壁がなくなります。
ビジネスという現実世界において、プレーヤーであるあなたが自由に探索し、目的に到達できる、文字通りのオープンワールドを生きることになるのです。

29歳の教科書

これから来る激動の時代の変化、働き方の変化を示し、今からすべき対応策まで書かれています。

中にはゲームらしい表現がありますが、豊富な客観的データの提示など、説得力のある内容でした。

内容を簡単に要約してみました。

第1章 これからのキャリアはRPG化する
  • 大企業に入れば安泰はもう終わり。これまでの常識が通用しなくなる。
  • 依存することなくアンテナを張って変化、成長しないと生き抜けない。
  • 雇用、教育、評価、管理職登用、副業の5制度が変化していく。
  • 国、地方、会社とボーダーレスな働き方へ。
kyon
kyon

ゲームをする人になじみ深いRPG化が仕事で現実に!?
衝撃…

第2章 テクノロジーが働き方を変える
  • web3…銀行や政府など中央機関なしで、信用をベースとして情報や通貨をやり取りするネットワーク。早い!柔軟!
  • ブロックチェーン…評価はネットワークが行い、教育は自分から受けるもの(自立型人材)。
  • NFT…機関を介さずに評価される仕組み。人の仕事レベルが決められる。見える化。できる出来ないの二極化!
  • 圏外が無くなり定型業務は途上国へ、メタバースでオンラインが当たり前に。
  • 提携業務の自動化(AIやロボット)で将来働く時間短縮、週休3日が増えそう。
kyon
kyon

なんだか夢のような話ですが、ここ数年の変化を見ると不思議ではありません。
いまから働き方を実験して選択肢を増やそう!

第3章 「29歳」というターニングポイント
  • 著者は29で鬱、転職、会社破産。
  • 20代後半は働きがいを感じにくい。働きがいを自分ごと化して手にしよう。
  • ジョブ型雇用の転換期で20代は不利。貪欲に取りに行く行動しよう。
  • マルチキャリアが当たり前に。業務時間外での自発的な学習が必要。
  • 転職や社内異動も選択肢に入れよう。
kyon
kyon

20代後半の社会人が陥る点が、筆者の体験談やデータをもとに解説されています。
求められるハードルが高くなってそう?

第4章 大変化を生き抜く「ずるい」仕事術
  • ラスボスは自分。スキル磨きを習慣化し自分を認めてあげよう。
  • 積極的にやらないことを決めてやるべきことへ挑戦!
  • 精度は8割で多くのタスクをこなすことを意識。
  • 仕事後にプライベートの予定を入れると効果的。
  • 時間を決めて途中で休憩するツァイガルニク効果もいい。
  • 資料作成は20%で方向性のフィードバックをもらい巻き込む!
  • 業務の見せる化して進捗を常に共有し上司のチャチャ入れを防ごう。
  • 副業を早めにしよう。市場やスキルが身につく。
kyon
kyon

第4章はテクニックが書いてあったのでたくさん箇条書きしてしまいました。
すぐできるものばかりなのですぐ実践しましょう。

第5章 オープンワールドで必要な「7つの力」
  • ①課題の発見とスキルの探索力 
  • ②変化に追いつく学習継続力
  • ③途中休憩して成功まで諦めない復元力
  • ④決めたらすぐ動く初動力
  • ⑤チームで解決していく巻込力
  • ⑥不安や雑念を払う集中維持力
  • ⑦根本解決しようとする洞察力
kyon
kyon

7つの力とあるので7つ全て書きました。
ここは社会人として納得です。

第6章 Web3時代の「経験値」の積み上げ方
  • PDCAではなく、高速DCA!
  • お金の使い方より時間の使い方が重要。
  • 週に30分でも振り返り、創造や失敗からの学びを得る。
  • 最強アイテムは睡眠と多読。
  • 最強装備は苦労を乗り越えた経験、数字の実績、自立学習。
kyon
kyon

PDCAはよく聞きますが、Planを悠長にしてる暇があったら行動!
後半はRPGらしく最強アイテム、最強装備と銘打って紹介されてました。

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著者の紹介(越川慎司)

株式会社クロスリバー:越川慎司のプロフィール | 社員の幸せと企業成長を支援

株式会社クロスリバー 代表取締役。
国内外の通信会社に勤務した後、2005年にマイクロソフト米国本社に入社。
業務執行役員としてPowerPointやExcel、Microsoft Teamsなどの事業責任者を歴任する。
2017年に株式会社クロスリバーを設立。
世界各地に分散したメンバーが週休3日・リモートワーク・複業(専業禁止)をしながら800社以上の働き方改革を支援。
京都大学など教育機関で講師を務める他、企業や団体のアドバイザーを務める。
オンライン講演・講座は年間300件以上、受講者満足度は平均96%。
フジテレビ「ホンマでっか!?TV」などメディア出演多数。
Voicy「トップ5%社員の習慣ラジオ」が好評放送中。
著書に『AI分析でわかったトップ5%社員の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン刊)、『仕事は初速が9割』(小社刊)など。
著書累計31冊。

世界の一流は「休日」に何をしているのか 年収が上がる週末の過ごし方

越川慎司(こしかわしんじ)さんは1971年生まれの53歳で、過去にあのMicrosoft社の役員の経歴がある、まさにタイトルにある「世界の一流」です。

身近で大企業役員の生活を見ていた経験から、現在の株式会社クロスリバー社長として、800社以上の働き方改革をサポートしています。

また著者が働く中で2回のメンタルをやられた経験もあり、休み方・働き方に大きく影響を受けたようです。

著書は8年で32冊と多数あり、書店でよく見たことがある「トップ5%社員の○○シリーズ」などがあります。

kyon
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前には『世界の一流は「休日」に何をしているのか 年収が上がる週末の過ごし方』という本を読みました。

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感想

今後の激動の未来を示してくれた

第1章と第2章で、これまでの常識とは大きく異なる、近い未来の働き方の変化が書かれていました。

特にボーダーレス化や業務時間の短縮(見かけだけではない本当の意味での働き方改革)、副業推進は私自身も少しずつ感じてきています。

でもweb3についてはよく知らなくて、本書で初めて知りました。

内容は、今まで偏りや不透明さのあった、評価や信頼、仕事の見える化がデータ上で公平にされるというものでした。

よくAIに仕事を奪われるだとか、外国人雇用者が増えて日本人の働き口が減ってくるだとか聞きますよね。

ではAIにはできない、外国人労働者に置き換わられない働き方をしなければいけません。

特に今は転職や副業が当たり前になりつつあり、ゲームで例えるとオープンワールドの行き方になってきています。

大雑把な労働の方向性は本書で分かりましたが、いつそれらの変化が起きるか、徐々に変わるかは分かりません。

だとすると時代の変化をキャッチするアンテナを常に張っておくのが理想ですね。

働き方で地方移住や週休3日など夢はあるが、より残酷に評価されそう…

kyon
kyon

いつでも動けるように、今から準備していきます!

29歳に必要なマインドとやることがわかった

本書のタイトルは29歳の教科書で、私がちょうど来年29歳になるのでぴったりだと思い本書を購入しました。

タイトルの理由は筆者の29歳での鬱や転職、会社倒産などの経験、20代後半という仕事への不安を感じる時期、今後の時代変化への適応が必須であることなどだと理解しました。

特に20代後半での仕事に不安を感じたのはまさしく自分もそうでした。

転職したのは社会人4年目の26歳の時でした。

第3章〜第6章までは具体的に必要とされる考え方や能力、癖づけた方がいい習慣について書かれていました。

  • 業務時間外でのスキル取得(貪欲な自律学習)
  • 業務を効率よく進める方法(やらないこと決め、ツァイガルニク効果、早めの進捗共有)
  • 第5章の7つの力、第6章の最強アイテム最強装備

などなど。

マルチスキルや多読、数字を意識した実績づくりなどはまだまだ弱いなと思ったので、このブログも含めて挑戦を増やしていきます!

kyon
kyon

本業についてもっと調べたり上司に提案したりして専門性を高めて、興味のある分野を見つけて伸ばしていきたい!

オープンワールドで自分なりの働き方を求める

オープンワールドのゲームって、とことん新たな面白さを見つけて行動するか、ある程度レールの敷かれた王道の道を遊んで飽きて止めるか、分かれるような気がします。

(正直自分は飽きるタイプ…)

でもリアルでは嫌でもやることを自分で決め、自分で行動しなければやばいなと思わされました。

オープンワールドで入った企業入った部署のやらされる仕事ではなく、自分のために仕事の仕方を変化させていかないと取り残されてしまいます。

また専門性、能力を高めないとキツくなるのは明白。

オープンワールドの代名詞的なフリーランスの拡大傾向はすでにあります。

あと副業解禁も政府や企業が後押ししてます。

社外のいろんな人と働くことがふつうになりつつあることも実感してます。私の業務で大学やコンサルと仕事することもありました。

オープンワールドゲームで飽きる理由として、選択肢が多様化して自由すぎて何すればいいかわからなくなってしまうんですよね。

なので面白い方、自分が成長できる方へオープンワールドを攻略していきたいと思います。

kyon
kyon

自分で仕事したい時に仕事する、休みたい時は気兼ねなく休める、それでいて給料や時間に余裕があるみたいな理想を追い求めます、、、!

まとめ

今回は29歳の教科書をご紹介しました。

総評して、若いうちからやることは未来を見据えて、膨大なインプットとアウトプットをし続けることだと理解しました。

望めば理想の働き方が手に入る時代になりつつあるのは嬉しいですが、残酷に評価される部分があることは否めません。

気負いすぎる必要はないですが、自分が成長できる、最終的に楽しいと思える働き方改革ができるように、広い視野で社会人を生きていきたいと思いました。

この記事で書いたことが理想論や机上の空論で終わらせず、行動実験を増やすことをここに宣言します!!!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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