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【書評】読書は絶対にするべき!読書の効果や習慣のつけ方は?「本を読む人だけが手にするもの」(藤原和博)

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読書をしている人は少ない?読書によるメリットは?

皆さんは読書をしていますか?

誰もが携帯電話やパソコンを持つ時代になり、すぐに知りたい情報を調べることができるようになったり、YouTubeやゲームなど娯楽の時間が増えたりして正直あまり読んでいない方も多いのではないでしょうか?

平成 30 年度に文化庁が行った「国語に関する世論調査」によると、約50%が1か月に1冊も本を読んでいないとの結果となっています。(ちなみに平成25年・20年もほぼ同じような結果でした)

しかし近年流行しているコロナにより一人の時間が増え、読書量は多くはなってきているようです。

2021年に行われたjob総研の「秋の読書実態調査」によると、読書時間が増えたと答えた人は約40%いました。

なんとなく読書はした方がいい気がするけど、何がいいんだろう?

こんなことを思っている人はぜひこれから紹介する本を読んでみてください。

というわけで今回は「本を読む人だけが手にするもの」を紹介しようと思います。

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読んでほしい人は?

まずは全然本を読んでいなくて読書に少しでも興味を持っている人です。

例えば何か趣味が欲しいとか、読書したいけど何から読もうか迷っている人とかがそうですね。最初にこの本を読むことで更に読書への興味が湧いてくると思いますよ。

あとは読書はたまにしてるけど習慣づかない人です。私も前まで習慣化ができていませんでした。

勉強だったり運動だったり、習慣づけることって序盤が一番難しいんですよね。自分の中できっかけの大きさによってもその後のモチベが変わります。

この本はタイトルの通り読書で得られることがわかるので、読書をしようとする気持ちにさせてくれますよ。

最後に読書が好きな方。読書好きにはうれしいタイトルなのではないでしょうか。

理解している内容も多いとは思いますが、今一度読書って大事だなと感じさせてくれることでしょう。

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本の概要

【基本情報】

  • 著者:藤原和博
  • 定価:1400円+税
  • 発行年月:2015年10月
  • 頁数:270
  • 出版:日本実業出版社

【目次】

  • 序章 成熟社会では本を読まない人は生き残れない
  • 第1章 本を読むと、何が得か?
  • 第2章 読書とは「他人の脳のかけら」を自分の脳につなげること
  • 第3章 読書は私の人生にこんなふうに役立った
  • 第4章 正解のない時代を切り拓く読書
  • 第5章 本嫌いの人でも読書習慣が身につく方法
  • 付録 藤原和博の「これだけは読んでほしい」と思う本・50冊

本書は序章、第1章~第5章と続いており、最後に付録の本紹介が記されています。

内容としては本を読むことによって得になること、そのメカニズム、関連する著者の体験談が時代背景も含めて述べられています。

また最後の付録ではわかりやすい概要付きの本紹介が70ページにわたって記されています。本書を読んだ後に何の本を読もうかもう迷うことはないですね。

かくいう私も気になった本を即購入したりカートに入れておいたりしています笑

著者の紹介

引用:藤原和博のよのなかnet

【略歴】

  • 1955年 東京生まれ(現67歳)
  • 1978年 東京大学経済学部卒業、日本リクルートセンター(現リクルート)入社
  • 1983年 「カーセンサー」事業の事業計画書を作る、「ハウジング」の大阪営業担当課長
  • 1988年 東京営業統括部長
  • 1990年 「メディアファクトリー」設立、初代取締役事業部長を兼務
  • 1993年 ロンドン大学ビジネススクール(LBS)客員研究員として留学
  • 1996年 年俸契約の「フェロー」として特命新規事業担当
  • 2003年 都内では義務教育初の民間人校長として、杉並区立和田中学校校長に就任
  • 2008年 大阪府知事特別顧問
  • 2014年 佐賀県武雄市特別顧問
  • 2016年 奈良市立一条高等学校校長に就任

多くの著書を出している方で、元リクルートフェロー、元中学校校長、現在は教育改革実践家だそうです。

講演も多く行われていてかなり教育に力を入れていますね。

読んだ感想・ポイントまとめ

1.読書のメリット

出てきたメリットを列挙すると、時給が増える。世界観が広がる。自分なりの幸福論を考え見つけられる。集中力や加減(距離感)を養える。などなど。

この本ではたくさんのメリットを列挙する事よりも、多面的に物事を捉える「複眼思考」に重点を置いて説明していました。

読書をすることで著者の長い年月をかけた思考や経験をあたかも自分のことのように手軽に疑似体験できることが大きなポイントです。さらに付随して自身の知見が広がることで考えられる範囲がどんどん広がります。読書の有無によって差は比例的ではなく指数関数的に広がっていくのがよくわかりますね。

2.現代と読書の関係

時代は目まぐるしく変化し、読書をしなくても今見ていただいている記事のように、ネットで検索してすぐに欲しい情報を見ることができるようになりました。

そんな時代になぜ時間のかかる読書が必要なのでしょうか。

それはネットだけでは論理的な思考が身につかないからです。世の中答えがあるものばかりではありません。なんなら答えのないものの方が多いかもしれません。

本書ではジグソーパズル思考ではなくレゴブロック思考だと例えていました。わかりやすいですね。

確かに現代は個人の力が発揮しやすい環境な気がします。ブログ然りYouTube然り。クリエイティビティにも思考力が必要ですね。

はたまた情報がありふれて嘘かほんとか見極める必要性もありますよね。

例えばですが、親世代(50代頃)に大企業に入れば安泰だと言われたとして、本当にそうなのでしょうか?いろんな側面から考える必要がありますが、こちらの記事を見てみてください→藤原和博氏が教える、100万人に1人の存在になるための「掛け算戦略」

親世代はバブルで世界時価ランキングの上位をほぼ日本が独占している時代だったようです。すげえ。

ですが現在は違います。デジタル革命によって生活も常識も大きく変わりました。今後も間違いなく変化していきます。

ここで読書による複眼思考が役に立ちますね。

3.読書を習慣づけよう

実は著者はもともと読書嫌いだったそうです。原因は学校で読まされた本がつまらなかったから。

たしかに自分でつまらないと思う本を読むのは単純に苦痛ですからね。学生にはなかなか避けようが無いので難しいですね。

その後何度か著者の読書に対する考え方が変わるのですが、要因は憧れの人、仕事のためなどでした。

読書をした方がいいのはわかっていても習慣付かない、そんな人も多いのではないでしょうか。

読書を習慣づける方法はいくつかありますが今回は2つ紹介します。

  • 1つ目は自分がリスペクトしている人が読んでいる(書いている)本を読むこと。これはその人へのあこがれからか頑張って読もうと思うからですね。
  • 2つ目は強制的に読む環境を作ること。方法は様々ありますが、個人的お勧めは図書館に行くことです。まわりが勉強か読書をしている人ばかりなので、自分も読もうという気になってきますよ。

習慣づけたい人はぜひ本書を読んで参考にしてみてください。

いい本の見つけ方は?

結論、ありません!

ベストセラーには何かしらの理由がありますが、必ずしも全部面白いわけではありません。とらえ方は人それぞれですからね。

著者の体感だといい本に出合う確率は1割程度だそうです。

なので面白い本に出合うには数をこなすしかないため、著者は乱読を推奨していました。

読んでみると自分には合わない本も大いにあり、それは完全に興味がない場合と自分の現在の知識では理解ができていない場合の2種類あります。後者の場合は時間がたった後に読んでみると違った見方が出来るかもしれません。

まとめ

現代は自分の意見を持って自由に行動がしやすい環境だと思いますので、読書をして世界を広げていきたいと強く感じましたし必要性も再認識出来ました。

このブログは読書のアウトプットの為にと始めた部分もありますし、頑張って更新していき自分にとっても見ていただいている方にとってもいい本が見つけられるようにしたいなと思います!

ここまで読んでいただいてありがとうございました!

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