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【書評】新社会人必見!社会・会社で働くとはどういうことなのか学べる「入社1年目の教科書」(岩瀬大輔)

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社会人ってどうすればいいの?

高校や大学など学校を卒業した後学生から社会人となりますが、皆さんもご存じの通り学生と社会人は全く違います。

学生のAさん
学生のAさん

そんなこと知ってるよ!学生の決まった勉強じゃなくて仕事を頑張ってやればいいんでしょ?

ベテラン社会人Bさん
ベテラン社会人Bさん

じゃあ仕事を頑張るってどんな風に?仕事の仕方は教えてくれても社会人としての在り方・本当に求められているポイントは意外と教えてくれないし気づきにくいんだ。

学生のAさん
学生のAさん

え、そうなの?!なんでも全部先輩社員が教えてくれるものだと思ってた、、、

もちろん会社によっては入社時に新入社員研修があり、社会人とは何たるかの説明を受けると思いますが、「緊張で記憶が薄い」、「経験不足でイメージできない」、「そもそも教わらないこともある」など様々な理由でしっかり理解しないまま仕事をしている人も多いと思います。

私は大学卒業後入社したのですが、大企業なこともあり研修期間は3か月とかなり時間を取って教育を受けました。

会社の事業内容の理解、レクリエーション、ビジネスマナーなどいろいろ学びましたが、正直わからないことだらけでした。

そしてこの本で書いてあることは少し説明を受けたものもありましたが、ほとんどが初耳で目からうろこでした。

新社会人がどのように仕事をすればいいのか。求められていることは具体的には何なのか。

本記事では「入社1年目の教科書」の書評を書いていきたいと思います。

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読んでほしい人は?

まず第一にはタイトルにもある通り新入社員です。ただし入社1年目に限らず2年目・3年目の方も知らないことが多くあると思います。私自身3年目ですが知らない&できていないことばかりでした。

そして次には新たに部下を持つ方・新人教育を行う方です。何年も会社に勤めている人でも新入社員の立場になって理解をしてあげられるからです。また上司の立場でこの本を読むと新入社員とは違った目線で考えさせられると思います。

最後に入社を控えている学生です。すぐに実行とはいきませんが、入社後他の新入社員よりもスタートダッシュが切れて先輩からの好印象を得られることでしょう。

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本の概要

【基本情報】

  • 著者:岩瀬大輔
  • 定価:1429円+税
  • 発行年月:2011年5月
  • 頁数:240
  • 出版:ダイヤモンド社

【目次】

〇仕事における3つの原則

  1. 頼まれたことは、必ずやりきる
  2. 50点で構わないから早く出せ
  3. つまらない仕事はない

〇メインの50のルール(多いので割愛)

〇4つのコラム

  1. 会社選びの3つの基準
  2. 70歳になっても勉強し続ける意味
  3. キャリアアップは人磨き
  4. チャンスをつかめる人になれ

〇社会人の「勝負どころ」は最初の瞬間

50のルールでは社会人の仕事の進め方、考え方、私生活での過ごし方に至るまで述べられています。

また最後の「社会人の「勝負どころ」は最初の瞬間」については、著者のテレビ出演にあたり実際に行動したこと、その時の思考と準備について具体的に書かれています。

誰にも教えてもらえない、仕事に取り組む姿勢や動き方を一冊に

社会人としての「勝負どころ」は、入社1年目、転職1年目、異動による着任初日など、最初に訪れる機会。すべての印象は、初めての機会で形成されます。最初に訪れたチャンスをつかみ、周囲から期待されるビジネスパーソンになるためには、どんな「準備」が必要なのでしょうか。

チャンスをつかみ、いち早く「将来活躍する新人」になるための、仕事に取り組む姿勢や具体的な行動のしかたを本書ではお伝えします。

ベテラン社員も役立つ内容、部下や後輩に贈ったりとご活用ください!

引用:ダイヤモンド社HP

著者の紹介(岩瀬大輔)

引用:日経ビジネス

【略歴】

  • 1976年 埼玉生まれ(現46歳)
  • 1994年 開成高等学校 卒業
  • 1998年 東京大学法学部 卒業(在学中に旧司法試験合格)
  • 1998年 ボストン・コンサルティング・グループ(アメリカコンサル会社) 勤務
  • 2000年 インターネット・キャピタル・グループ(ICG)日本法人立ち上げに参画
  • 2000年 リップルウッド(アメリカ投資ファンド会社)勤務、旭テックの社外監査役兼務
  • 2006年 ネットライフ企画(旧ライフネット生命保険)取締役副社長就任
  • 2008年 ライフネット生命保険へ商号変更、ライフネット生命保険取締役副社長就任
  • 2009年 ライフネット生命保険代表取締役副社長に就任
  • 2011年 本書出版
  • 2012年 一般社団法人新経済連盟理事
  • 2013年 ライフネット生命保険代表取締役社長、ベネッセ・ホールディングス社外取締役、教保ライフプラネット生命保険株式会社取締役に就任
  • 2018年 ライフネット生命保険取締役会長、AIAグループ(香港の生命保険金融サービス会社)のグループ・チーフ・デジタル・オフィサーに就任
  • 2019年 ライフネット生命保険取締役会長を退任

学歴は言うまでもなく、テレビCMでおなじみのライフ♪ネット♪生命♪の立ち上げから社長まで就任していた方です。しかもかなりお若いです。

また経歴を見てわかる通り、東京大学卒業後、転職を3回経験し多くの企業に携わっていたことがわかります。

そして現在はNFTプラットフォーム「KLKTN(コレクション)」のCEOを務めているようです。

著者関連リンク

読んだ感想・ポイントまとめ

内容についても触れますのでご了承くださいね。また本書には記載したこと以外にも多くのポイントがありますので、興味のある方はぜひ一読してみてください。

行動について(勤務時)

仕事中の具体的な行動については重要だと思った点が4つありました。

1つ目は時間の使い方について。

勤務中の時間は大抵約8時間と長いようで、予定が入っていたり急な仕事が入ったり、また締め切りがあったりと意外と時間がありません。そこで無駄なことに時間をかけない(完璧な資料を初めから作ろうとするなど)、必要なところに時間をかける(付加価値、事前準備など)ことが大事ですね。

2つ目はメモや議事録について。

デジタルの時代ですが、紙に書きその紙を見せる(自分で見る)ことによって、相手にとっても分かりやすくなる&自分の記憶にも残りやすくなります。報連相の観点からメモや議事録を取ることは大事ですね。積極的に取っていきましょう。

3つ目は上司への発言について。

素直に感謝を伝える方は多いと思いますが、感激や感想を伝える方は少ないのではないでしょうか。フィードバックすることで自分の為にもなりますし、相手の為にもなります。もちろん話し方には敬意をもって気を付ける必要はありますね。

4つ目はミスについて。

自分も含めて勘違いする人が多いですが、ミスを怒られたとしてもあくまで仕事上のミスを怒っているのであって、人間性を否定しているわけではありません(怒り方をもっと穏やかにしてくれという意見はあるかと思いますが)。重要なのはミスをいったん受け止めたうえでどう改善するかを考えて行動することです。特に同じミスは繰り返してはいけません。自分の記憶頼りだと再発してしまうので、メモを取ったり、他人の協力を得たりなどして仕組みを自分で考えて変える工夫が必要ですね。むやみやたらに感傷に浸るのは時間の無駄です。嫌な出来事の中にも得られることは必ずありますからね。

ぜひ本書を読んでいただきたいのですが、最後のテレビ出演に当たっての著者の行動力・準備の仕方はすごいです(小並感)。1つの例として仕事の進め方、チャンスの見極めと掴み方が分かります。

思考について(勤務時)

仕事中の考え方については重要だと思った点が4つありました。

1つ目は仕事全体について。

単調作業、簡単な仕事でもつまらないと思うことなかれ。効率化や付加価値化、背景の推察などを通して楽しく仕事を進められると考えましょう。脳死でつまらない、やる必要あるのかと考えることはよくなかったですね。

2つ目は自分の会社の理解について。

自分の会社を理解するのは早い方がいいです。時間がたって管理職になるような人はいづれわかってくると思いますが、早く知っておくことで会社全体を見て自分の仕事の役割を理解して動けるからです。大企業ほど仕事が細分化されて結びつきが理解しにくくなりますが、どんな仕事であれ重要な役割があることを覚えておきましょう。

3つ目は目上・上司に対する尊敬について

必ず目上・年上の人は尊敬しましょう。ここで注意は全てを尊敬するのではなく何かしら尊敬できる点を見つけるという点です。当たり前なことのように思えるかもしれませんが、昨今愚痴をこぼす人があまりに多いような気がしますよね。何かしら自分にはないものを持っている、悪いところに注目するのではなくいいところを探して心から尊敬するようにしていきましょう。人間関係にストレスを感じることが多い方もいると思いますが、相手を人間として好きになる力が、多くの人と協力して大きな何かを成し遂げる会社として求められていることですね。あと自分にチャンスがやってきやすくなったり人間関係で悩むことも少なくなったりといいこと三昧です。

4つ目はタイミングについて。

多少オカルトチックな話になりますが、チャンスを掴むためにはタイミングを見極めることも大事です。タイミングがわからない方(自分も)は経験が足りていないので何でも飛び込んでチャレンジしましょう。そして成功とたくさんの失敗をしましょう。初めは特にチャレンジ量が大事です。わかりやすい例だと投資とかもそうですね。嫌いな人も多い接待や飲み会もそうです。感覚を鍛えていきたいですね。

本書では読み手の職場によって当てはまらない部分もあるかと思いますが、考え方とその根拠はとても勉強になります。

勉強について(私生活)

みなさんは勉強が好きですか?ちなみに私は見返り&興味があれば好きです(笑)

本書では英語は必須、他はジャンルに限らず勉強は常にすべきだとしています。筋トレも勉強も同様鍛えることで強く活性化します。学生と違って勉強方法も勉強内容も自分で選ぶことができるのが社会人です。コツとしては賢い人や可愛い(かっこいい)先生、自分より努力している人と関わるといい刺激を受けられますね。また資格試験はこれを取れみたいなものは特にありませんが、期日目標がはっきりしていて結果も明白なので良しとしています。日々勉強ですね!

その他(私生活)

その他については重要だと思った点が3つありました。

1つ目は尊敬語謙譲語について。

学校で習いますが使えている人はあまりいません(自分も苦手です)。同期ならそこまで気にしないと思いますが、社外の方や上司、電話やメールなど言葉使いに困ることはかなり多いと思います。使いこなせなくても何とかはなるのですが、勉強しないと改善されません。早めに勉強しなおしたいですね。ちなみに私はこの本を読み切った後にダメだと思い言葉使いに関する本を買ってきました(笑)。後日その本についてもブログ書きます。

2つ目は適切な睡眠・食事・運動について。

仕事で調子が出ないときは生活習慣を見直してみましょう。無理しすぎても人間何とかなってしまいますが、気づかないうちにガタが来てしまいます。体調管理も仕事のうちです。早めに習慣化していきたいですね。

運動については筋トレ本の記事も見てみてくださいね。

3つ目は貯蓄について。

できれば大学から貯蓄をしておくのがベストですが、社会人になったら学生のバイトよりも多くのお金をもらうことになります。マネーリテラシーがないといくらお金を稼いでも無くなってしまいます。そして最近ポピュラーになってきた投資についても、原資がなければ行えません。貯蓄があるかどうかによって行動の選択肢は大きく異なります。お金の勉強も進めていきたいですね。

最後に

私が新入社員の時は全部が新鮮でワクワクしていました。また仕事を覚えていくことも楽しく、量も少ないので定時に帰れていました。しかし2年目の後半からだんだん仕事が増えてきて、自分の仕事の出来なさ、容量の悪さを痛感して落ち込むことが多くなってきました。この本から得た行動や考え方を実践してもっと仕事を楽しく頑張っていこうと思います。

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