中学校のいじめについて
最近「かがみの孤城」という映画を観て、いじめについて考えさせられました。
実は中学の時にいじめられたことがあります。
もう10年以上経ったので悩んではいませんが、何故かたまーに夢で見たりします。
潜在的に忘れきれてないんでしょうか。
せっかくの機会なので、今回はいじめられた体験談と大人になって思うことについて書いていこうと思います。
いじめで悩む人が一人でも多く救われることを切に願っています。
【体験談】私が受けたいじめ
まず大前提として、携帯をギリ持ってない世代です(ガラケー時代)。
私も含め中学生では持ってない人の方が多かったです。
なので現代的なラインやsnsでハブられるなどのいじめはありません。
結論を言うと、肩パンや過度ないじられ、筆記用具破壊、トイレでズボンを下ろされるなどのいじめを受けました。
基本的にクラスのヤンキー数名が標的を決めていじめてきます。
標的は私以外にも数人、クラスに3人くらいでしょうか。
しかもヤンキーには想像通りの不良もいれば、授業は普通に受ける外面のいい隠れヤンキーもいました。
私がいじめを受けた直接的な理由は分かりません。
でも中学に上がった途端にいじめがどのクラスでも起きていました。
休み時間になると筆箱を潰す、殴られる、よくわからないことでいちゃもんをつけられるということが多々ありました。
当時は缶の筆箱が流行っており、友達と上下を外して交換していましたが、すぐべこべこです。
私は基本的には無理やりノリのいい態度を取ったり、殴られても殴り返すことはせず可能な限り払うだけでした。
(殴り返しても複数人対自分一人で勝ち目はありません。)
幸いサッカー部だったので身体は丈夫な方ですし運動も人並みにはできていたので怪我することは基本ありませんでした。
親には恥ずかしい感情からか事情は一切話していませんでした。
(後々聞くと薄々勘付いてはいたようです)
中学校の先生は現場を見ていても口でやめろと言うだけ。
しかもヤンキーたちと仲良さげな口調で。
先生に相談したこともありませんでしたが、何度も目撃しているはずですし、助けてくれることは私の記憶上一切ありませんでした。
学校にいるときは休み時間や昼休憩でいじめられていましたが、放課後の部活も地獄でした。
サッカー部に所属していましたが、部員にもヤンキーがいました。
しかも外面のいい隠れヤンキー。
部活中は基本コーチが見張っているので殴られるなどはありませんが、言葉や態度でいじめを受けます。
校舎にいるときは休み時間のいじめ。
部活では精神的ないじめ。
先生も当てにならない。
私は中学校の全てが大嫌いでした。
ただ唯一救いだったのは私に親友、友達がいたことでした。
特に親友はクラスも一緒だったり、同じ塾に通ったり、アニメ趣味も一緒だったりと常に一緒にいました。
親友もヤンキー達と対峙していましたが、親友は空手を習っていて誰も喧嘩は売ってきませんでした。
親友はかなり頭がよく、地元で一番の進学校を目指しており、kyonも一緒に行こうと誘われて、意図せず格上の学校を受験することに決めました。
結果的には、泣きながら勉強してほぼライン最低点で滑り込み合格。
高校はヤンキーが進学してくることはなく、私のいじめは終わりを迎えました。
いじめられていた時の思い
正直息をひそめるほかありませんでした。
学校に行かないという選択肢は私にはなく、律儀に授業と部活をこなす日々でした。
基本的に感情は倦怠感と理不尽さに葛藤するだけ。
中学生の自分には相談する勇気も抵抗する勇気もありません。
自分が死ねばちょっとは痛い目見るかななど瞬間的に考えることは何度かありました。
学生のいじめで自殺してしまう人は正直にすべてを抱え込んでしまっているんだと思います。
そして今思えばなんで部活を辞めなかったのか。
私は部活が楽しいと思ったことは中学生で一度もありません。
私の中学では部活が強制だったのですが、無理やり行かない、文化部に入るなど今思えば選択肢はいくつかあったんですがね。
無駄な時間を過ごしました。
そして一番許せないのが中学校の先生です。
何度も現場は見かけており、主犯格、いじめの対象も知っているはずです。
大学生・社会人になって気づきましたが、中学校の先生ってかなり過酷な労働環境みたいなんですよね。
部活で残業&休日返上、思春期の生徒のトラブル対応などなど。
あまり厄介ごとを起こしたくない気持ちはわからなくもないですが、当時の自分は絶望していました。
あと中学校の教師って割と誰でもなること自体はできるっていうことに大学で気づきました。
すべての先生が悪いとは思いませんが、へらへらして見て見ぬふりする先生は忘れません。
過去の自分へのアドバイス
とにかく逃げろ
自分の貴重な時間、精神、体力を最悪な環境に費やす必要はマジでない。
そもそも喧嘩で戦ってものちのち大勢で来られると基本勝てない。
ひたすらに逃げましょう。
あと私もそうですが、中学校が世界の全てと感じてしましますが世界は超々広いです。
私の場合はですが、高校、大学、社会人になったら嫌いな人とは基本関わらなくて良くなりました。
逆に周りに恵まれすぎたほどです。希望をもって人生を歩んでいきましょう!
今思えば休学も転校も立派な選択肢です。
ただしこれは親に相談できればの話です。私はできませんでした。
学校以外の自分の世界を作れ
もしもどうしてもいじめが起きても学校には行きたいという人は、絶対おすすめなのが自分の世界を作ることです。
学校内では友達がいる場合はその子とできるだけ一緒にいる。
そして学校から帰ってきたらいじめのことを少しでも忘れられるよう好きなことに没頭しましょう。
ちなみに私の場合はアニメでした。
特にけいおん、ハルヒ、らきすたなどにドハマりして何回も何回も見ました。
好きなことは何でもいいです。読書でもテレビでも音楽でもゲームでも。
学校から帰るとき、体も心もかなり疲弊しています。
次の日のことを忘れられる、引きずらないために思いっきり没頭しましょう。
またメンタルを維持するために食事と睡眠、ストレス発散のため運動も大事ですね。
これはいじめ問題に限らずですがね。
いじめを外部に相談する
学校の先生は助けてくれない、親には言いたくない(助けてくれない)という方は他の大人に相談しましょう。
今や携帯は多くの人が持っており、いつでもSOSが出せます。
特に中学生だとお金のことを気にするかもしれませんが、無料で相談できるところがいくつもあります。
政府や弁護士、教育委員会など心強い大人の味方は世界にたくさんいます。
一人で抱え込まず、まずは相談してみてください。
後日談(成人式で当時のクラスメイトと先生と再開)
ここからは後日談なのですが中学から5年後、成人式でいじめっ子と先生に再開しました。
成人式では基本的に大学や高校の人と常に居たのですが、事前に中学のクラスメイトで同窓会をやろうと連絡が来ていました。
ぶっちゃけ気乗りはしていませんが、中学で離ればなれになった友達もいたし、おそらく人生で最後の機会と思い参加しました。
同窓会会場につくと、中学生の時の記憶が蘇り胸が締め付けられます。
そして当時いじめてきたヤンキーたちですが、大人になっていて普通に会話が出来ました。
まるでいじめなんて無かったかのように。
自分だけが子供で引きづっているみたいな感じがして、悔しい思いでいっぱいでした。
話を聞いてみると中学卒業後・高校卒業後就職して、自衛隊や職人の道に進んだようでした。
職人の人とトイレで鉢合わせて少し話した時、家を作っている、建てたかったら俺に連絡くれと優しく話してくれました。
そもそも地元に残る気は当時から全くなく、少なくとも絶対お前にはお願いしません。
この同窓会が人生で最後にこの人たちに会う日だと思ったら、嬉しくてたまりませんでした。
そして問題の先生にも再開。
いじめのことは周りもあって言うことはできませんでしたが、当時から全く変わっていません。
ヤンキーたちに笑いかけ、当時はどうだったなどの話を永遠としていました。
あくまで干渉しないといった態度。
分かっていましたが、悲しいですね。
もちろん仲の良かった友達とも会って話せたので、結論同窓会に行って後悔はありませんでした。
まとめ
かなり自由に書きまくりましたが、いかがでしょうか。
いじめはなぜ無くすことができないんですかね。
学校の先生の負担が大きいなら軽減したり、外部が常に監視したりする状況が、しっかり出来上がっていないんだと感じます。
事後対応では壊れた心は修復できません。
もしいじめを受けた、いじめを見かけた方はすぐに周りに相談してください。
特に力のある大人に。
いじめがない楽しい中学生活をみんなが遅れるように心から願っています。
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