再び宮城峡蒸溜所に行ってきた!
みなさんこんにちは!
宮城峡蒸溜所に再び訪れたkyonです。
最近私が転職することになり、宮城県を離れることになってしまいました。
そこでウイスキー好きとしては、離れる前に再び宮城峡蒸溜所に行きたくなりました。
前回は宮城峡蒸溜所の工場見学に行ったのですが、今回は有料セミナーに参加してみました。
有料セミナーはティスティング&ブレンド体験を申し込みました。
今回は有料セミナーの様子と、例のごとく有料試飲とショップの最新情報についてもご紹介します。
しかも今回はレアウイスキーも有り!?
ぜひ参加したつもりで最後までご覧くださいね。
宮城峡蒸溜所とは
宮城峡蒸溜所の概要
宮城峡蒸溜所はアサヒビール株式会社の子会社であるニッカウヰスキー株式会社の蒸溜所です。
北海道・余市で第一の蒸溜所をスタートさせてから、約30年。竹鶴政孝は、新しい蒸溜所建設の地を求めて動き始めました。「異なる蒸溜所で生まれた複数の原酒をブレンドすることで、ウイスキーはより味わい深く豊かになる」という信念を抱く竹鶴にとって、第二の蒸溜所は夢を実現するためにどうしても必要なものだったのです。
当時の北海道工場長・竹鶴威をはじめとしたスタッフが調査した候補地の中から、竹鶴政孝が選んだ地は仙台・宮城峡。
引用:宮城峡蒸溜所の特徴 | NIKKA WHISKY
ニッカウヰスキーの創業者竹鶴さんは、北海道に余市蒸溜所を作ったのち、よりおいしいウイスキーを作るために宮城峡蒸溜所を作りました。
宮城峡モルトは余市モルトよりおとなしい印象がありますが、フルーティーでまろやかなシングルモルトとして多くの人を魅了しています。また、その華やかな存在感はピュアモルトウイスキーやブレンデッドウイスキーに欠かせないものとして、ニッカウヰスキーのおいしさを支えているのです。
引用:宮城峡蒸溜所 原酒の特徴「味・香り」 | NIKKA WHISKY
宮城峡に流れる水や環境はウイスキー作りに適していました。
また余市蒸溜所とは異なり蒸気間接蒸溜方式、カフェ式連続式蒸溜機を取り入れていることが大きな特徴です。
イベント・セミナーについて
宮城峡蒸溜所にはイベントやセミナーがいくつか用意されています。
名称 | 参加費 | 時間 | 内訳 |
---|---|---|---|
一般見学 | 無料 | 約70分 | 工場見学(40分) ⇒ 無料試飲 (最長20分) ⇒お買物 (約10分) |
マイブレンドセミナー | 10,000円 | 140分 | 製造工程説明(15分)⇒キーモルトテイスティング(20分)⇒サンプル作成(20分)⇒マイブレンド作成(85分) |
ニッカのウイスキーを知るセミナー | 1,000円 | 90分 | 製造工程説明(15分)⇒工場見学(40分)⇒テイスティング(45分) |
ティスティング&ブレンド体験 | 3,000円 | 90分 | 製造工程説明(15分)⇒キーモルトご説明&テイスティング(25分)⇒ブレンド作成(50分) |
仙台ハイボール&漬込みウイスキーセミナー | 1,500円 | 90分 | 製造工程ご説明(10分)⇒工場見学(35分)⇒セミナー(45分) |
宮城峡キーモルトティスティングセミナー | 1,000円 | 90分 | 製造工程説明(20分)⇒工場見学(40分)⇒テイスティング(30分) |
自宅で愉しむホットカクテルと漬込みウイスキーセミナー | 1,500円 | 90分 | 製造工程ご説明(10分)⇒工場見学(35分)⇒セミナー(45分) |
前回工場見学はしたので、今回はティスティング&ブレンド体験を予約して行きました。
いづれも予約が必要で、時期によっては数週間先まで埋まっていることもあるので、参加希望の方はお早めにご予約を。
アクセス
宮城峡蒸溜所は仙台市青葉区にあり、豊かな自然が周りを囲んでいます。
仙台駅から車で約30分。最寄り駅の作並駅からは車で2分、徒歩21分。
また土日祝日はシャトルバスが出ています。
詳しくは公式サイトを確認してくださいね。
アクセスガイド – 宮城峡蒸溜所 見学ガイド | NIKKA WHISKY
【日本最大級の旅行サイト】楽天トラベルティスティング&ブレンド体験(有料セミナー)
セミナー概要
このセミナーは参加費3,000円の有料セミナーとなっています。
ネットで予約をして、当日現金でお支払いしてセミナーに参加します。
【ティスティング&ブレンド体験 セミナー内容】
ウイスキーの製造工程をご説明後、宮城峡モルトと余市モルト・グレーンウイスキーの違いをテイスティングいただきます。その後ブレンドのサンプルをお造りいただき味わいの違いを確認していただきます。
引用:| イベント詳細 (nikka.com)
製造工程説明(15分)
まずは展示がたくさんされているビジターセンター内の小部屋に案内され、1テーブルに1名が席に着きます。
テーブル上にはキーモルトウイスキーやグラス、ピペットやメスシリンダーなどが用意されていました。
なんだか理科の実験を思い出しますよね笑
ウイスキーが目の前にあるのテンション上がる!
初めの15分間は講師による宮城峡蒸溜所の歴史と製造工程について、スライドを映しながら説明を聞きました。
宮城峡蒸溜所の歴史の説明動画は、前回の工場見学時に最初に見たものと一緒でした。
キーモルトご説明&ティスティング(25分)
つづいてはキーモルトの説明とテイスティングをしました。
キーモルトは以下の5つで、宮城峡のモルト2種類、余市のモルト2種類、宮城峡のグレーン1種です。
それぞれのウイスキーをテイスティンググラスに注ぎ、香りや味を確認します。
グラスには番号が書かれているので、どれがどれかわかるように紙に番号と種類を書いて、印象を書いていきます。
テイスティングは味はもちろん、香りもかなり特徴的でそれぞれ異なります。
香りには拡販しないで嗅ぐトップノート、軽く回して香りを立たせてから嗅ぐベースノートと2種類試しました。
このセミナーのすごいところはなんといってもウイスキーが飲み放題なところ!
調子に乗って飲み過ぎないように気を付けながらテイスティングをしていきました。
ちなみに講師の話だとテイスティングで飲みまくってトイレで潰れている人がいたとか…
飛ばし過ぎないように要注意です。
5種類のキーモルトについて少し詳しく説明していきます。
ちなみにどれも蒸溜所限定で販売されているので、気になる方、お気に入りのキーモルトが見つかった方はぜひ買って家でも楽しんでくださいね。
1つ目の原酒は宮城峡モルトのモルティ&ソフトです。
ベーシックな感じでバランスの良い味とふんわりと甘い香りです。
個人的には大きな特徴が少なく、万人受けするウイスキーだなという印象です。
2つ目の原酒は宮城峡モルトのフルーティ&リッチです。
こちらはかなり味わいも香りもフルーティで、シングルモルト宮城峡の特徴に大きくかかわっている気がしました。
フルーツの中ではバナナの印象が近いような気がします。
シングルモルト宮城峡はモルティ&ソフト、フルーティ&リッチを組み合わせるとかなり近い味が作られるはずです。
3つ目は余市モルトのシェリー&スイートです。
ウイスキーの色がひと際濃いのがこれでした。
味も濃く感じ、シェリー特有のレーズンのような甘さが広がります。
4つ目は余市モルトのピーティ&ソルティです。
余市と言ったら正露丸のようなピートが特徴的ですが、もとになっているのがこれです。
去年時点では余市のピート感は好みではありませんでしたが、最近少しづつおいしく感じてきています。
5つ目は宮城峡グレーンのウッディ&メロウです。
宮城峡蒸溜所にはブレンドの幅を広げるためにグレーンウイスキーを作るカフェスチルという設備があり、ウッディ&メロウはこの設備で作られたウイスキーです。
これも香りが柔らかく甘く、特徴は比較的控えめで万人受けするウイスキーです。
ブレンド作成(50分)
最後はキーモルト5種類をブレンドしていきます。
前半は紙にあらかじめ書かれているブレンドサンプルの通りにブレンドしていきます。
方法としてはメスシリンダーで量りながら原酒を割合の通りに合計20mlになるようブレンドしていきました。
香りをずっと嗅いでいいると鼻がバグってくるので、コーヒーの粉を嗅いでリセットしながら行います。
またテイスティングしていると結構飲んでしまうので、定期的に水を飲みながら行っていきます。
個性の強いフルーティ&リッチ、シェリー&スイート、ピーティ&ソルティの割合を少し変えるだけでかなり味も香りを変わるのが分かりました。
後半には自分の好きな割合でブレンドを時間の限り行います。
ブレンド体験は特徴が分かる&好みを追求できるので楽しい!
独自の配合で竹鶴を再現しようと頑張っている方もいましたね。
私はフルーティ&リッチとシェリー&スイートを多め、ピーティ&ソルティを少な目の配合が好きでした。
ブレンド体験はなかなか家ではできないので、かなり楽しく行えました。
今回のセミナーで使ったニッカのコースターとパンフレットを持ち帰ってきました。
地味に嬉しいですね。
これにてセミナーの内容は終了となります。
9:30から始まり、11:00頃に終了しました。
有料試飲(貴重なウイスキー)
せっかく蒸溜所に来たので有料試飲もしてきました。
蒸溜所の有料試飲は貴重なウイスキーがお手頃価格で飲めるのでいいですよね。
有料試飲は1人3種類までとなっています。
今回は飲んだことがないものを飲みたいということで以下の3種類を購入しました。
簡単にど素人のレビューを書いていきます。
宮城峡10年は宮城峡のモルト原酒を10年以上熟成させたものです。
しかもシングルカスクなので1つの樽からのみボトリングされている超貴重なウイスキーです。
ぶっちゃけノンエイジのシングルモルト宮城峡は甘いのですが、アルコール感が強く後味が好みではないので敬遠していました。
でもこれは宮城峡の苦手な部分がありませんでした。すごいおいしい。
アルコール感が少なくコクがあって飲みやすかったです。
個人的にはストレートが美味しかったです。
正直3種類の中で一番好みでした!
ピュアモルト竹鶴17年は宮城峡モルト、余市モルトを17年以上熟成させたものです。
竹鶴は普段から飲むほどおいしく、17年は期待大で飲みました。
最初はすっきりしていて飲みやすく、個人的にはロックで冷やして飲むのが好きでした。
スモーキーさも丁度よく感じ、まろやかさがありました。
竹鶴17年は数多くの賞を取るほど世界にみとっめられたウイスキーなので、今回飲めて本当に良かったです。
シングルモルト余市10年は余市のモルト原酒を10年以上熟成させたものです。
余市のバナナ感がより熟成されて、より強いモルトの香りがあります。
そして特有のピート香が確かにあるのですが、とげとげしさにまとまりがありより多くの人が飲みやすくなっていると思います。
飲み方は贅沢ですがハイボールが一番好みでした。
どのウイスキーも一般で販売されているものを購入するのが難しく、値段も数万円とかなり高額です。
ぜひ蒸溜所に来た時に有料試飲をするか、バーで見かけたら飲んでみてくださいね。
ショップでお買い物
ショップラインナップ
今回も蒸溜所限定のウイスキーを求めてショップへ行きました。
そして前回とは違い今回は1つお目当てのウイスキーを求めて、開店ダッシュを決めました。
有料セミナーの時間が9:30~11:00、ショップの開店が9:15なのでショップを少し覗いてセミナー、最後にショップと回りました。
そのお目当てのウイスキーは限定高級ブレンデッドウイスキーの「ニッカ 鶴」です。
今回売られていたウイスキーラインナップを載せておきます。
見つけたぞ鶴!!!
蒸溜所に来た目的達成!!
9:15の時点で10本以上あり、セミナー後の11:00頃に再度見に来ましたが補充されて10本以上ありました。ラッキー!
さらに前回出会えなかったピュアモルトレッドとピュアモルトブラック、シングルカフェグレーンが売られていました。
逆に前回あった余市蒸溜所限定ブレンデッドウイスキーが売られておらず、竹鶴フルボトル、フロムザバレル、伊達なども売られていませんでした。
購入品
今回は蒸溜所限定で前回手に入らなかったウイスキーを中心に、以下のものを購入しました。
なかなか今回も爆買いしてしまいました笑
鶴だけはかなり高級で14,000円と大出費ですが、狙っていたものなので迷わず購入。
他のウイスキーなども合わせて合計金額28,000円くらいいってしまいました笑
宮城を離れてしまうので全く後悔はありません!
これからゆっくり味わっていただきたいと思います。
まとめ
宮城峡蒸溜所に2回目行ってきましたが、いかがでしたでしょうか。
テイスティング&ブレンドセミナーは貴重な体験ができたし、何よりウイスキーをたくさん頂けました。
有料試飲ではめったに飲めない年代物のウイスキーを飲めて、ショップでは蒸溜所限定のウイスキーを購入出来ました。
今回も大満足の結果でした!
追記:白州蒸溜所に行ってきた記事もオススメです↓
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